エンディングノートが書けないのはあなたのせいじゃない
「エンディングノート、せっかく買ったのに、いっこも書けんまま引き出しに眠っとる……」
そんなこと、ありませんか?
よくあることです。
そして、そのことで自分を責める必要はありません。
エンディングノートが書けないのは、あなたのせいじゃないんよ。
多くのエンディングノートには、「お墓はどうするん?」「相続はどうしてん?」「もしものとき、どんな医療を受けたいん?」と、大切だけれど、すぐには答えにくい質問が並んでいます。
考えたこともないこと。
基礎知識もまだないこと。
そんなことを、いきなり質問されても、
え? どうすりゃええん?
となるのは、当たり前です。
終活やエンディングノートの講師を始めたばかりの私は、「せっかく講座に来てくれたんじゃけ、早く書いてもらわんと」「全部埋めてもらうには、どうしたらええんじゃろか」と、少し焦っていた時期もありました。
でも、13年以上、たくさんの方に終活やエンディングノートをお伝えし、相談を重ね、研究をしてきて、ようやく気づいたのです。
聞いてすぐには書けんよね。それでええんよ。
エンディングノートは、答えを急いで埋めて完成させるためのノートではありません。
知る。
考える。
誰かと話す。
その途中で、書けそうなことから少しずつ書き足していく。
そのためのノートです。
もし、手元のノートが真っ白なら、たちまち――とりあえず――これだけやってみんさい。
- 5分あったら、緊急連絡先を一人だけ書く
- それも面倒なら、お気に入りの写真を一枚はさんでおく
- あるいは、ノートを家族に見せて「今日、こんなノートをもらってきたんよ」と話してみる
それだけで十分です。
難しいことから始めなくても大丈夫。
このサイトでは、終活を全部いっぺんに終わらせるためではなく、今日できる一つを見つけるための情報をお届けしていきます。
皆さんも、たちまち一つだけ、やってみんさいね。